タイ行くかい?系の日記
2007年、某大手企業グループの1社に勤めていた36歳シロウが、何を考えたか突然会社を辞め安定した生活を捨てタイへ飛び出した!! 体育会系とは正反対のタイのゆる~い環境でてきと~に書いていきます。気付いたら在タイ9年過ぎてた。


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Author:シロウ
12年以上勤めた日本の会社を辞め、現在タイのバンコクで働いています。

けっして体育会系の人間ではありません。
ゆる~いのが好きです。



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タカさん再訪タイ その1
12月24日(水)、タカさんがタイへ来た。
5年半ぶりの再訪タイだ。

↓前回タカさん訪タイ時の日記
http://thaiikukaikei.blog20.fc2.com/blog-entry-364.html

今回はタカさんの奥様と、友達夫婦も一緒で
4人で訪タイ。
ドゥシタニホテルのロビーで待ち合わせ。
久しぶりに会ったが全く変わってなく、
元気そうだ。

タイバーツを持ってないとのことなので、
まずはタニヤの酒屋で両替。
ホテルの両替レートより10%程度率が良い。
しかし、今は円安なので率が良いといっても、
1万円で2,800バーツにしかならない。

ソンブーンでカニカレー、トムヤムクンなどを食べた。
カニカレーは皆「おいしい、おいしい」とあっという間になくなってしまった。

食後ホテルにて12月26日(金)の打ち合せ。
終日フリーとのことなので、シロウが案内することになっている。

タカさん連中の希望が「線路市場に行きたい」とのこと。

大量のお土産を頂いて、12月26日(金)にまた会うことに。


12月26日(金)朝6時15分にホテルロビーにて待ち合わせ。
平日なので出勤渋滞に巻き込まれないよう、早めの時間設定。

まずはBTSでサラデーン駅からウォンエンヤイ駅へ移動。
駅を出たところでタクシーを捕まえて、国鉄メークローン駅へ。

メークローン駅から続く線路上は市場となっており、
電車が通るたびにモーゼの十戒の海が割れるシーンの様に
商品や日よけを避ける様子が観光の一番の見所だ。

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こんな感じで思いっきり線路の上に商品がはみ出ている。

タイらしく時間通り電車が来ず。 
暇なので市場の野菜売りのおばちゃんとずっとおしゃべり。

↓おばちゃんの写真。 親切なおばちゃんだった。
1 149

2時間遅れて、いよいよ電車がやって来た。
手慣れた手つきで商品を線路上からどかす人たち。

すぐ近く、すれすれを電車が走っていく。
写真撮影に夢中になって電車に接触する人が
たまにはいるだろうな。

タカさん夫婦が見ていた場所では、商品に電車が接触し、
サツマイモが飛んできたそうだ。

バンコクへの帰りは電車で。

切符売りの窓口へ行ったところ、
なぜか切符を売ってくれない。
駅員が親切に地図を見せながら説明してくれた。
「この区間が高潮で冠水しており電車が走れないので、
 途中で折り返し運転になってます。
 もしバンコクに戻りたいなら、ここからタクシーで帰ることを
 お勧めします。 他の駅は田舎すぎてタクシー捕まらないので。」

事情をタカさん連中に伝えた。

「でもせっかくだから電車に乗りたい。」とのこと。
最悪折り返しで戻ってもいいや、と思い電車に乗ることにした。

電車の中でタイ人に「どっかタクシーがつかまる駅はありませんか?」

おねえちゃん「3つ先の駅だったら、大通りが近くを走ってるので
         歩いて通りまで出ればつかまるかもしれません」

おねえちゃんに教わった駅で降りた。
完全な無人駅で、大通りまで数百メートル歩く。
いやー、ここタクシーほとんど走ってないし。
たまに走ってても、満車だ。

たまたま屋台のところに、
ソンテウ(荷台に人が乗れるように改造してあるピックアップトラック)が
泊まっていたので、交渉。

シロウ「タクシーがつかまるところ、どこでもいいから連れてってほしいんだけど」

運ちゃん「ここから車で20分位走ったところにスーパーがあるので
      そこだったらつかまるよ。」

300バーツで連れてってもらった。

そこからタクシーでBTSの駅へ。

その後はワットポー(お寺)へ。

シロウは何度もワットポーへ来ているので
中へは入らず、タカさん連中が見学するのを外で待つことにした。

外で待ってる時に、日本人から話しかけられた。
ガイドブックを持ったどうみても旅行者の30半ばくらいの男。

「○○○っていう店を知っていますか?」

この人がなかなか面白かった。

続く。。。

タカさん再訪タイ その2
前回の続き。。。

ワットポー(お寺)の門の外で、ガイドブックを持った旅行者に話しかけられたシロウ。

旅行者「○○○っていう店を知っていますか?」

シロウ「いえ、知らないですね。」

旅行者「たまたま知り合ったタイ人にこの店に連れて行ってもらったんですよ。
     品質の良いオーダーメードスーツが安く作れるとかで。」

シロウ「はあ、そうですか。」

一方的に話始める旅行者。

旅行者「1着8万円くらいなんですが、アメリカで同じ品質のスーツを作ると
     15万円位掛かるらしいんですよ。 それで2着作ることにしまして。」

シロウ「はあ。それおそらく詐欺ですよ。
     粗悪品が届いたり、品物が届かなかったって聞いたことありますよ。
     その店かどうかは知りませんが。」

旅行者「え!? やっぱり、そうなんですか?
     なんかおかしいと思ったんですよね。
     それでずっとその店が気になってまして。」

シロウ「お金は払っちゃったんですか?」

旅行者「それが、たまたまカードの限度額に引っかかって
     買えなかったんですよ。」

しかし、たかが16万円でカード限度額に引っかかるって、それってどうなん?

シロウ「それは助かりましたね。(笑
     観光地とかで向こうから話しかけてくるタイ人は相手にしちゃダメですよ。
     悪いやつばかりなので。」

旅行者「気をつけます。 つい日本語で話し掛けられると相手にしちゃうんですよね。
     タイ詳しいみたいですが、何年くらいいらっしゃるんですか?」

シロウ「もう7年になります。」

旅行者「私、タイ語も話せないし、何かあったらまた相談させてもらっていいいですか?」

さすがに携帯番号を教える気はしなかったので、マッサージ店の名刺を渡した。

旅行者「マッサージ屋やってるんですね。 昨日行ったマッサージ屋でおばちゃんに
     ムリヤリ変なサービスをされそうになって、2000バーツとられそうになりましたよ。」

シロウ「旅行者向けのマッサージ店はそういうところ多いですから、気をつけてくださいね。
     仮に変なサービス受けても500で十分です。2000はぼったくりですよ。」

そうこうしてるうちにタカさん達が戻ってきたので、
この旅行者とはここで別れることに。 
なんか、大丈夫なんだろうかあの人。

ワットポーからアジアンティークへは船で移動。
正直旅行者にはアジアンティークはお勧めしないが、
タカさんの友達夫婦の希望なのでしょうがない。

※アジアンティーク・・・雑貨店や飲食店が集まる川沿いの商業施設。デートスポットとして有名。

アジアンティークの喫茶店で一服した後、
タイ料理を食べに。
観光客向けではなく、ローカル向けをチョイス。

ビールを飲みながら、皆でお話。
食後、解散。

今回は奥様方がいたので、非常に健全でした。
タカさん、またタイに来てください。
またしてもたくさんのお土産、ありがとうございました。

さて、話は翌日へ。

昼頃起きて、喫茶店に顔を出すと、
前日ワットポーでシロウに話し掛けてきたあの旅行者が
コーヒーを飲んでるではないか。

旅行者「いただいてます。」

シロウ「ここまでホテルから遠かったでしょう?
     どうやって来ました? タクシーですか?」

旅行者「土地勘がないので、遠いと分からず
     モタサイに名刺を見せて連れてきてもらいました。」

シロウ「え~っ!?モタサイで!?」

タイに住んでる人だと、まずモタサイで行こうなどとは考えない距離。
やることなすこと無茶苦茶だが、モタサイもよくここまで送ってくれたなー。

旅行者がマッサージを受けたいというので、
シロウの店でマッサージを受けた。

旅行者「いや~、これが本当のタイマッサージなんですね。
     昨日受けた怪しいマッサージとは全然違いました。
     とても良かったです。」

シロウ「そうですか。それは良かったですね。」

マッサージ後、近くの店でタイ料理を一緒に。

「どれも初めて食べる料理」とのことだったが、
おいしそうに食べていた。

食後「お風呂屋に行きたいんだけど、どこかいいところ知りませんか?」
とのことなので、タクシーの運ちゃんにお店の場所を伝えて、
旅行者を送ってもらうことに。

ここでお別れ。

いやー、変わった人だった。

1.向こうから話し掛けてくる人には注意。
2.特に片言の日本語を話す人は絶対に相手にしてはいけない。
3.万一お店などに連いて行ってしまっても、きっぱりと「ノー」ということ。

女って怖い
シロウの店のウェイトレスが新しく変わったのは、
以前の日記に書いたとおり。

新しいウェイトレスとマッサージ師連中の関係は良好で、
いつも皆で仲良く楽しそうに食事を取ったりしていた。

職場環境において、人間関係の良し悪しは非常に重要なので
シロウとしては安心していた。

ところが1週間経ったくらいから、チクリ合戦が始まった。
マッサージ師やウェイトレスがいろいろシロウにチクってくるのである。

ウェイトレス「エームさん(マッサージ師)は、いつも食事に行くと1時間以上帰ってきません。」

ニット(マッサージ師)「ティックさん(マッサージ師)はシロウさんが居ない時、店のPCで
              音量大きくして音楽聴いてます。 お客さんがいるのにですよ?」

などなど。 1日に何件も。
直接シロウに言ってくる人もいれば、ラインでチクってくる人も。

おかげでシロウの居ない時の店の様子がよく分かるようになったのだが、、、

怖いのは、裏でボロクソ言い合って足を引っ張り合ってるのに、
表面上はいままでと変わらず、仲良さそうに一緒に食事を取ったり
おしゃべりしたりしてること。

なんなんだ、この状況は。

新ウェイトレスが勤め始めて、2週間程経った時、
興奮しながら「私、辞めます」とシロウに言ってきた。
前日まで「ウェイトレスの仕事は楽しいですね♪」とか言ってたのにである。
これは人間関係のもつれかなんかがあったんだろう。
過去の経験から一度もつれると完全修復はかなり難しい。
また起こるだろう。

冷たいようだけど、引き止めず受け入れることに。

シロウ「分かったよ。店の前にウェイトレス募集の張り紙しておいて。」

張り紙をした後、しばらくしてウェイトレスがシロウのところへ来て、
「本当は辞めたくないんです。 エームさん(マッサージ師)が辞めるなら仕事続けたいんですけど」と言う。

他のマッサージ師の話では、「ウェイトレスとエームが朝、激しく口げんかしていた」とのこと。

しばらくして、エームがシロウのところへ来て
「私、ここで働いてていいんですよね?」と聞いてきた。
どうやら「ウェイトレスかエームのどちらかをシロウがクビにする」という
うわさになっているようだ。
それで心配になって聞きにきたらしい。

結局、マッサージ師の中で一番美人の26歳の子が「ウェイトレスになりたい」と
シロウに言ってきたので、マッサージ師からウェイトレスに転職することに。

マッサージ師が1人足りなくなったが、
1度面接したことがある子に電話したら「すぐ働ける」とのことだったので、
マッサージ師の不足もすぐ埋まった。

とりあえず、なんとか人事問題は片付いた。ふぅ~。疲れるわ。

女性は表面上は仲良く見えても
実はお互い忌み嫌いあってるということがあるので、
怖いですねえ。

この従業員同士の裏での足の引っ張り合いの最中、
シロウに「愛してます」とガチ告白してきたマッサージ師が2人いるのだが、
これもそのうち火種になりそうで怖いですねえ。
しかも奇遇にも1日違いで告白。
まあ、適当にかわしましたが。。。

皆仲良く楽しい職場づくりというのは、
難しいです。。。

日本人客(病人編
シロウの店は日本人居住区から相当離れた
完全なローカルエリアにあるのだが、
喫茶店とマッサージ店合わせて
平均すると1日に2~3人の日本人客が来る。

印象に残ってる日本人のお客さんと言えば、
「2週間程タイに旅行に来ました」という2人組だ。

歳は60代前半くらいで、昼間は毎日ゴルフをして、
その後にシロウの店に毎日マッサージを受けに来ていた。

10日目くらいだろうか、2人組のうち1人が
「腹が痛くて、吐き気がする」と。

近くの病院へ行ったら、食あたりと診断された。

しかし、翌日になっても治まらず、腹の痛みは酷くなり
歩くのも困難な状態に。

日本語の通じる病院をシロウが紹介して、
そこへ行くと「腎臓結石」と診断され「すぐ手術をした方が良い」と。
幸い海外傷害保険に入っており、
手術代、入院費等150万円は保険でカバーできるとのこと。
しかし、せっかくの旅行が。。。

残されたもう1人はゴルフのパートナーを失い、
「やることが無くなった」と。

シロウ「観光してみては?」

日本人旅行者「タイ語全然ダメだし、不安で1人で観光は。。。
          あっ、そうだ。 マッサージ師をガイドとして
          1人貸してもらえませんか? 費用は払いますので。」

シロウ「そういうサービスはやってないんですが。。。
     ちょっとマッサージ師に聞いてみます。」

毎日店に来てたので、マッサージ師連中とは既に仲良くなっており、
1番英語が得意なマッサージ師に聞いてみたところ「OK」とのこと。

1時間につき50Bで貸し出すことに。安っ! 
ただ、「その時間はマッサージ師は仕事ができず
収入がないので、400B程度のチップをマッサージ師にあげて欲しい」
とお願いした。

本当はこんなサービスはやってないんだけど、
毎日来てくれて、お客さんとシロウの間である程度の信頼関係ができていたので
特別サービスだ。

ということで、翌日朝10時に店に来るとのこと。

日本人客が帰った後、マッサージ師が
「私バンコクあまりしらないし、やっぱりキャンセルして欲しい」と
言い出した。
もう客と約束してるし、それは困る。

「シロウが観光スケジュール立てるから、
それをタクシー運転手に見せればなんとかなるから。」と説得。

有名な観光地いくつかを日本語とタイ語で書いて、
簡単な予定表を作成。
マッサージ師に渡して説明した。

約束どおり翌日10時に日本人客はマッサージ師を迎えに来た。
不安そうなマッサージ師だったが、一緒に客と出かけて行った。

夕方5時にマッサージ師は戻ってきた。
ちゃんとガイドが務まったかどうか。

シロウ「どうだった?」

マッサージ師「とても楽しかった!」

お寺巡りと博物館行って日本食をご馳走になったらしい。
日本食を食べるのも初めてだったらしいし、
観光もとても楽しかったとのこと。

シロウ「チップはもらえた? 一応お願いはしておいたんだけど」

マッサージ師「3000バーツもチップくれたよ!」(※3000バーツ=11,000円)

うお、すげー。

シロウ「キャンセルしなくて良かったね」

マッサージ師「はい!」

入院してたもう1人も無事回復して、
最終日2人でシロウの店に挨拶に来た。

「またタイに来たら寄らせてもらいます」

なんかしらんが、相当感謝されて
高級なウィスキー2本差し入れしてくれた。


あと、記憶に残る日本人客(病人)は一休君だ。

ウェイトレスからシロウに電話が掛かってきて
「店に友達が来てますよ。」と。

平日の昼間に来るのはだいたい決まってるので
「アサさんかな?シラさんかな?モリさんかな?」と思いながら
店に降りて行ったところ、なんと一休君がコーヒーを飲んでるではないか。

いつも事前にタイ旅行の日程を連絡してくるのに、突然店に現れるとは。
びっくりした。

しかも「体調すげー悪いんですよ」と。

なんか風邪ひいて熱もあるらしい。

体調悪いので店から一番近くの日本料理屋に雑炊食べに行って、
ホットコーヒー飲んで帰って行った。

日本に帰って病院に行ったらなんと「インフルエンザ」だったらしい。
もしマッサージ受けてたらマッサージ師にうつしてたかも。

せっかくの旅行も体調が悪いと台無しになるので
健康管理には十分注意して欲しい。

日本人客(変人編)
1~2ヶ月に1回程度、ふらっとやってくる日本人客がいる。
歳は50ちょいだったかな。見掛けは40ちょいで若く見える。

ある時、コーヒーを飲みながら彼の話し相手をしてる時、
面白い話が聞けた。

(注:個人が特定される可能性があるので、
   話の内容は若干変えてます。)

変人「僕ねえ、オーバーステイで捕まって1年近く
    入管に入ってたことがあるんだよ。
    もう20年位前のことだけど。」

シロウ「1年もですか?すごいですね」

変人「最初は2、3ヶ月と言われたんだけど、
    ぜんぜんお呼びが掛からず、なんだかんだ1年近く経っちゃったんだよね。」

変人はさらに話し続ける。

変人「オーバーステイのままカラオケ店でずっと働いてて、
    ある日店のタイ人とケンカしたんだよね。
    そしたらその翌日、アパートの部屋を出た瞬間、
    入管に捕まったんだよね。」

シロウ「タイミングが良すぎますね。 タイ人がチクッたんですね?」

変人「そうだね。 タイ人は敵に回すと仕返しするから怖いよ。」

シロウ「怖いですね。」

変人「入管の中だけど、すごい大変だったよ。 テニスコートぐらいの広さの部屋に
    数十人くらい外国人が詰め込まれてて、日本人も僕の他に3人捕まってた。」

変人「日本人同士助け合えればいいと思うんだけどね、1人とは仲良くなったけど、
    他の2人は全く絡もうともしなかったね。日本人同士でケンカもしょっちゅうだったし。」

変人「2週間に1回、領事館の人が古新聞を差し入れしてくれてたんだけど、
    新聞の取り合いで、しょっちゅうケンカしたね。まあ、白人同士とかも
    しょっちゅうあちこちでケンカが起きてたし、殺伐としてたなあ。
    食事は1日2食でご飯とスープ。 朝がコンソメっぽい味のスープで、
    夕がトムヤム味。 毎日その繰り返し。 金持ってる人は、インスタントラーメンとか
    買えるんだけど、僕はお金無かったから。」

シロウ「食事、それはツライですね。」

変人「あと辛かったのは、時々南京虫が大発生してね。 これがすごい痒いの。
    パンツの縫い目のところにびっしり卵がついてて、取れないんだよ。」

うわぁ。。。

変人「毎日ゴロゴロするだけの生活を1年位した時にようやくお声が掛かって
    出所できたんだよ。 一文無しだったから領事館の人が10万円貸してくれて、
    それで航空券買って帰国できた。 成田空港で買って食べたコンビニ弁当が
    めちゃくちゃ美味しかったなあ。 あれが人生で一番うまいメシだよ。ハハハ。」

変人「日本帰ってから、タクシーの運ちゃんとかいろんな仕事してお金貯めて、
    雀荘開いたのよ。まあまあ儲かってたよ。 そんな時にフィリピン人のおねえちゃんと
    仲良くなってね。 その子とフィリピンで暮らそうと思って、店を売却したんだ。
    んで1千万近くの金が入ったんで、フィリピンに移住したの。」

シロウ「はい。」

変人「で、しばらくフィリピンでおねえちゃんと生活してたら、
    ある時警察に呼び出されたんだよ。
    『この女に暴行しただろう』って。んで、『お金を払えば穏便にすませてやる』と。
    『暴行はしてない』と拒否したら、いきなり拳銃突きつけられて、
    『今からアパートの部屋を見せろ』と。
    結局、全財産持って行かれた。おねえちゃんと警察がグルだったんだよ。
    それでまた一文無しになっちゃった。」

シロウ「すごい人生ですね」

変人「あと、こんなこともあったなあ。 タイからカンボジアに陸路で出国した時に
    タイに戻ろうとしたら、国境でタイへの入国拒否されて戻れなくなっちゃったんだよ。
    それでしょうがないから、歩いてシェムリアップ空港へ向かうことにしたんだ。
    猿岩石よりもずっと前のことだから当然道路は舗装されてないでこぼこ道で、
    とぼとぼ歩いていたらたまたま車で通りがかった日本人が声掛けてくれて、
    シェムリアップまで乗せてくれたんだ。 あれは助かったなあ。」

シロウ「いろんな経験してますねぇ。」

変人「だから、なんかトラブルが起きても、
    『面白くなってきたぞ』と思えるんだよね。
    1年間の入管生活を思えば、怖いものはないよ。ハハハ。」

他にもいろいろな話を聞いたが、
どれもこれも面白い話ばかりだった。

「本書いたら売れそうですね」と言ったが、それは全く興味無さそうだった。

また店に来た時にどんな話が聞けるか次が楽しみだ。    
「変人」って書いてるけど、シロウはこの人のこと気に入ってます。